「ねぇ、わたし、どうしたいの?」─

「ねぇ、わたし、どうしたいの?」──星たちと心の対話
7月31日、金星が蟹座に入りました。
そして、8月1日には金星と土星が、8月2日には金星と海王星が、それぞれスクエア(90度)の角度を取ります。
金星は「好き」や「ときめき」「美しさ」、そして「お金」や「愛の受け取り方」を司る星。
そんな金星が、今この時期、立て続けに土星と海王星と葛藤の対話を始めているのです。
ちょうどその間、8月1日は上弦の月でもあります。
では、空の星たちがどんな会話を交わしているのか──
そっと、耳を澄ませてみましょう。
金星(蟹座):「ねぇ、最近いろいろ“好き”があふれてきて…
この間見たアートも素敵だったし、あの部屋に置きたい雑貨も、
あの人の言葉も、なんだか心がじんわりするの。」
土星(牡羊座):「ふむ…。好きであることは悪くない。
でも、それが“本当に必要なもの”かどうか、一度立ち止まって考えてごらん。
君は、安心を外側に求めていないか?」
金星:「うっ…たしかにそうかも。
心が疲れてたから、“ときめき”にすがりたくなったのかもしれない。」
土星:「この現実世界で、時間もお金も有限なんだ。
『本当の自分に必要なもの』を見極める力を育てる時だよ。」
そこへ、ふわりと光をまとうように現れる星がいます。
海王星(牡羊座):「でもさ、好きなものに心が動くのって、素敵なことだよね。
ときめきに導かれて、自分の夢に近づくこともあるんじゃない?」
土星:「夢ばかり見ていても、地に足はつかないよ。」
海王星:「それはそうだけど…
心がふわっと浮くような感覚から始まる現実だってあるよ。
ただ、金星ちゃん、夢に酔いすぎないで。
“今の自分”にちょうどいい幻想と、ちゃんと手を繋いでね。」
そのとき、空に半分の月が昇ってきます。
上弦の月(蠍座):「ごきげんよう、みんな。
このタイミングで、わたしが照らすのには理由があるの。
新月から満月へ向かう途中の“折り返し地点”──
ここは、“決断”と“調整”の時なのよ。」
金星:「上弦の月さん、私、土星と海王星のどちらの声にも揺れてしまって…。
夢を見たい気持ちと、現実の厳しさの間で、ちょっと混乱してるの。」
上弦の月:「だからこそ、今なのよ。
迷ってもいい。でも“本音”をちゃんと見つめて。
その『好き』は、あなたを未来に導いてくれるもの?
それとも、過去の寂しさを埋めるための一時的なもの?」
金星:「うん…。ちゃんと、自分の気持ちに聞いてみる。」
空の対話を聞いていると、わたしたち自身の中にも、
「理想を描く声」と「現実を見つめる声」
「ときめきを求める心」と「恐れや不安を感じる部分」があることに気づきます。
この数日間は、心がふわふわしたり、妙に冷静になったり、
どこかブレーキをかけたくなったりするかもしれません。
でも、それこそが「上弦の月」らしい空気。
満月に向かって自分を調整していく、そんな“内なる対話”の時間です。
夢だけでも、現実だけでもなく。
「感じる力」と「選ぶ力」をバランスよく使いながら、
自分の“好き”と丁寧に向き合っていけますように。
今日も星とともに、自分らしい人生を、そっと紡いでくださいね。
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